■ 電球豆知識 パナソニック(ナショナル) 安定器について

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■電球豆知識 パナソニック(ナショナル) 安定器について

HIDランプは、他の放電ランプと同様、ランプのみで点灯することはできません。
ランプ電流を適当な値に制限し、安定した点灯をさせるために必ず適合した安定器が必要です(チョークレス水銀ランプは除く)。
安定器にはランプの種類、ランプ電力、電源電圧、周波数に対応して、低力率形、高力率形、定電力形、低始動電流形な どの多くの種類があります。
それぞれの使用目的・用途に合わせてお選びください。
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安定器といっても、様々な種類の安定器があり、どれを選んで購入すればいいのかが分かりづらい商品です。 このページでは、東芝 水銀ランプ・HID,HPS用安定器の違いを掲載いたしますので、ご購入の前にご覧頂くと各安定器の特徴が分かると思います。

安定器には、大まかに、一般形1灯用 定電力形 定電力形調光用 低始動電流形 フリッカレス形の5種類があります。
さらに、一般形には、低力率と高力率が存在します。( 定電力形 定電力形調光用 低始動電流形 フリッカレス形は全て高力率 )
そしてさらに100V用 200V用があることにより、安定器の種類が多く、ご購入する際に悩んでしまいがちです。
ご購入をする場合の手順としては、@ご使用のボルト(V)数を確認 A安定器の種類を選別 の順に選別していきます。
まずは、各安定器の特徴を書きに記載いたします。
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一般型安定器 一般型安定器 高力率形 直列定電力型(直列コンスター)
●最もよく使用されている安定器です。回路構成が簡単なため小形に設計され、価格的にも有利です。
●電源電圧変動の少ないところにおすすめ。
●力率が低く、通常約60%程度ですが、電源および配線容量に余裕がある場合は、この安定器が経済的です。
●基本的には、一般形と同じ安定器。
●高力率は力率を85%以上にした安定器で、低力率安定器に比較し、入力電流が少なく、開閉器・配電線の電流容量を小さくできる特徴があります。
●1個の安定器で2灯のランプを同時に点灯でき、しかもその特性は定電力型とほぼ同じです。
●多数使用する場合には、この直列定電力型を使用すると経済的です。
定電力形(コンスター) 低始動電流型 高力率 定入力型
●無負荷時・始動時の入力電流を安定時電流以下とし、電源電圧±10%の変動に対しても、ランプ電力の変動が±7%以内と極めて安定した特性をもっています。
●力率は85%以上の高力率です。
●電源電圧の変動が特に大きい工場内の照明や、長い距離にわたって配線され、電圧降下の大きい街路照明などに理想的です。
※メタルハライドランプ(HID)、高圧ナトリウムランプ(HPS)には使用する事が出来ません。
●一般型安定器では、安定時の約1.6倍〜1.8倍流れる始動時入力電流を、1.25倍以下にしたものです。
●水銀灯の場合、無負荷時の入力電流は安定器の1.3倍になります。
●その他の特性は、一般型高力率と同じです。
●始動時の入力電流を安定時の電流以下にするとともに、無負荷時の入力電流も安定時以下にしたものです。
●その他の特性は、一般型高力率と同じです。
調光用定電力型 自動調光用定電力型  
●ランプの光出力を約50%の明るさで調光点灯できる安定器です。
●高速道路・一般道路の照明に用いると、交通量が少ない場合などに調光すると、消費電力が約60%となり、経済的な照明が可能です。
●間引き点灯方式に比べて、明るさのムラを生じないので、広場照明・工場照明にも適しています。
●電源電圧変動に対して極めて安定した特性を持つ定電力型安定器に、調光機能を追加したものです。
●定格使用時・調光時ともに、定電力特性をもっているため、電源電圧変動に対して極めて安定した特性をもっています。
●点灯特性および形状は、調光用定電力型と同じですが、タイマーを安定器に内蔵しており、時間が経過するとタイマーにより自動的に調光に切り替わります。
●調光点灯に切り替わる時間設定は、100%点灯後、約20分から12時間の間で、一度設定すれば毎日同じ動作を繰り返します。
 

一般的に使用されるのは、一般形高力率がほとんどですので、安定器を選ぶのが難しいと思った場合には、一般形高力率をお選びください。

ランプの種類によっては、専用の安定器を使用する物もありますので、各ランプページをご参考にして、ご購入して頂きますようお願い致します。
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