 |
ナイトライドの心強い相棒 キャットアイ EL700RCをつけてみよう!
これまでMTBでナイトライドと言えば、LEDハンディライトをハンドルにくくりつけたり、ヘルメットにタイラップで固定しておりました。もちろん、これでも充分夜のトレイルを走れますが、激しい下りやドロップオフなどでは、ライトがズレたり、外れてしまうというアクシデントが起こる可能性があります。真っ暗な山中でライトをなくしたりしたら、、想像しただけでも恐ろしいですね。
自転車へのライトのマウント方法は、これまでもいろいろ工夫をしてきましたが、やはり”専用”にかなうものはありません。 そこで私が選んだのがCATEYE
HL-EL700RC。1灯3Wの高輝度LEDを3灯も連装したゴツいライトです。同社が発売するライトのハイエンドモデルで、専用のバッテリーとバッテリーチャージャーがセットで付いてきます。また、自転車に搭載することを前提としているので、ハンドルブラケットとバッテリーを車体に固定するスリングバンドを標準装備。至れり尽くせりの充実した内容ですが、取り付けはしっかりと行う必要があります。ここではEL700RCを例に、バッテリーライトの自転車へのマウント方法をご説明いたします。
|
 |
「まずは、ハンドル周りから始めよう」
今回、趣味と検証を予ねて、私の所有する自転車に付けてみました。
取付検証に使用したマウンテンバイクは比較的オーソドックスな形のフレームなので、取り付けの参考にしてもらえると思います。
EL700RCにはハンドルブラケットが2種類入っています。スタンダードとオーバーサイズ用です。今回はスタンダードサイズのハンドルだったので、スタンダードサイズのブラケットにゴム板(付属品)一枚をかませてジャストフットでした。
ブラケットの固定は専用のクイックレバーをブラケットにねじ込んで調整します。ちょうどポストクランプやリアホイールのクイックと同じ要領です。クイックレバーを回してある程度しめたら、レバーを倒して固定します。照射角を調整しやすいようにガチガチに締めず、ライトをつけてから動かせるくらいにしておきましょう。
|
ライトユニットはマウントベースについたレバーを押しながら、ブラケットに装着。手前から奥へとスライドに沿ってつけます。「カチッ」と音がするまでしっかりと押し込んでください。ライトユニットを装着したら照射角度の調整。あまりハイビーム過ぎだと公道を走る際に、歩行者や対向車に大変迷惑です。もともと散光型のライトなので、トレイルライドでもハイビーム状態で装着するとその性能を完全には発揮できません。実際に走行する前に事前にテスト点灯をし、適当と思われる角度を検討してください。
角度が決まったらブラケットのクイックレバーをしっかりと倒して固定。これを忘れると大変なことになりますよ。
|
 |
 |
優れた操作性を約束するON/OFFスイッチ。ハンドルにバンドで固定します。暗い夜道では操作性の簡便性が大きな違いとなります。乗り手の聞き手に装着してください。(私は左利きなんで。)
|

|
※スイッチを固定するバンドは調節しぼりで適正なテンションで引っ掛けてください。 |

|
「作業の肝、バッテリーのマウント」
ここまでの作業は比較的簡単でしたよね?さて、ここからが重要な作業に入ります。作業自体は簡単なので安心してください。
まずはバッテリーに充電させます。当たり前ですが、梱包された状態ではバッテリーは帯電していないのでバッテリーチャージャーにつないでご家庭のコンセントに差して充電してください。充電の目安は約3時間。チャージャーにインジケーターがついているので下記の状態を参考にして充電してください。
充電インジケーター点灯状態
|
オレンジ点灯 |
通電 |
赤点滅 |
充電中 |
緑点灯 |
充電完了 |
インジケーターが緑になったら充電完了。 |
 |
|
|
 |
バッテリーの固定位置はフレームのトップチューブとダウンチューブの間。前三角と呼ばれる空間に固定します。まず、バッテリーの入ったバックをバッテリーが入った状態で折り曲げ、ライトユニットと接続するプラグがリアタイヤの方向に出るようにします。こうすることでバッテリーバック内への浸水を防ぐことができます。バッテリーバックについた取付ベルトをトップチューブに巻きつけます。このとき、シフトワイヤーやブレーキワイヤーに干渉しないように注意してください。
ただ、、バッテリーバックの取付ベルトだけではどうしてもしっかりと固定が出来ません。補助ベルトが付属で入っているのでそれを使ってしっかりと固定しましょう。取り付ける自転車のフレーム構造などによっては必要のない場合もありますので、具合を確かめながら取り付けてください。 |
 |
バッテリーから出ているプラグとライトユニットのプラグを差込み、半回転させてロックさせます。これでプラグが抜ける心配はありません。最後にコードベルト(付属)でペダリングの邪魔にならないようフレームに固定します。
ハンドルを左右にきっても、コードが長すぎないか、または短くて外れないかなどを確認してください。 |
 |